つぶやき&メッセージ

2023-10-10 19:08:00

現世からの手紙

 母さんへ

達也です

お別れの日から間も無く14年が経ちます。

あの日は、僕は救急出動していて

心臓が止まる瞬間に寄り添えず

そばに着いたときは意識のない、心臓の止まったご遺体となっていました。

それでも心電図波形は、時々ピッっと音を鳴らし

徐脈性のwideQRSのPEAだったんです。

まだぬくもりのある身体も覚えています。

指先が冷たいのも感じました。

僕が来るまで、ピッっと鳴らしていてくれたんですね。

今考えると、最期のすごい業でしたね。

 

あれから、もうすぐ14年…

今日、沈む夕日を眺めていたら

なぜかふと僕の頬を懐かしい風が通り過ぎた気がしました。

強い風の中に、なんだか昭和のにおいがしたんです…

空を見上げると

幼い頃、一緒に見た夕焼空とおなじなんですよ。

「蛙が鳴くから、かーえろ♪」

って、兄弟みんなで大声で歌って笑った、あの空でした。

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思い出がまるで駒落ちのパラパラ漫画のように浮かび

夕焼け空に断片的に広がりました。

 

あぁ…僕はとんでもないバカ息子でした。

身体に障害を負って、ド貧乏の中、僕ら3兄弟を育ててくれたのに…。

僕は罵声を浴びせたり

無責任な行動をとったり

兄弟仲良くできなかったりしました。

人の道を外れる半歩手前までいきましたね。

僕は

「産んでくれって頼んだ覚えはない!」

「関係ねぇわ、出ていってやる!」

とまで口にした

 

その度に

「お前も、親になればわかる」

と、呪文のように優しく語り

うつむき

涙していたのを

僕は実は知っていました。

なのに、僕は親孝行らしきことを

一つもしませんでした。

 

障害の痛みと、悲しみ、苦しみ。

義両親による必要以上な厳しさと

義姉妹の嫌がらせと

ギャンブルと遊び狂いで夜も帰らない亭主で

きっと実の子供だけが頼りだったんだろうな

今になって痛感しています。

 

帰宅し、確か…と思い、机の中を探したら

お母さんが中学生だった時の写真がありました。

みんな、青春で輝いていた頃があったんですよね。

人生をかけて愛してくれたのに気づくと

僕は

「ありがとう」

と伝えられなかったことを情けなく感じます。

逝ってしまってから、ずっとずっと後悔しています。

どれだけ叫んでも届かない声を、悔やんで悔やんで眠れない夜を何度も過ごしました。

僕も親になって分かったんです…

お母さんの言うとおりなんですね。

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「時代遅れだ!」

「古いことばかり言ってんじゃねぇよ!」

と、頭ごなしの怒鳴った僕だったけど

時代なんて関係なく

親子の愛はお母さんの言うとおりでした。

今の僕は、毎日が反省です。

もうお母さんの鼓膜は響かないけど…

 

「ほんとうに、ありがとうございました」

 

 

※※

こんな文章を読むと、マザーコンプレックスと思いますか?

 

皆さんの、ご両親はご健在でしょうか?

親孝行は、居なくなってから

しまった!

と気付きます。

かならず大きな波が押し寄せて

潰れそうにさえなります。

命は永遠ではありません。

今、もしご両親がお見えなら

CocoChiの出張リフレクソロジー(足マッサージ)のプレゼントはいかがですか?

痛みと、苦しみと、悲しみを乗り越えた救急救命士の僕に

ちょっとだけ親孝行のお手伝いをさせてくれませんか?

僕は、自分の親にできなかったから

人としての役目だとも思っています。

 

ぜひ、メールまたはお電話にてご相談ください。

070 8555 8715